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『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎

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    フィッシュストーリー
    フィッシュストーリー
    伊坂 幸太郎

    「僕の小説が魚だとしたら、その風呂敷と尾鰭の大きさに、
     海の魚も陸に上がって未来を語るに違いない」
                   (表題作・フィッシュストーリより)

    伊坂さんの物語は騙されることの気持ちよさが味わえる。
    それは乙一さんが初期に得意としていたような叙述トリックとかではないし
    あからさまなどんでん返しではないのだけれどなんか読み終わった後に
    「ああ やられたなァ」
    って思うのはどうしてなんだろう?

    別の物語がところどころでリンクしていたりする構成は
    好き嫌いが分かれると思うけれど
    (私的にはそういうのは大好き)
    一人の人間が創りだす物語の世界を味わう方法で
    そういう楽しさがあっていいと思う。





    ――――――――ネタバレ
    「動物園のエンジン」
    出演者がいろんなのとリンクしているのでエピソードや名前で
    思い出そうとしたのですが思い出せず…。
    もう一度伊坂作品を読みかえしたい。
    (でも半分以上図書館で借りたからなぁ)
    と、思ったら
    雑誌「ダ・ヴィンチ」の2007年4月号は伊坂さん特集で
    伊坂ワールド作品リンク表が出ていた☆

    動物園のエンジンは「夜の動物園」という設定がすき。
    ところで伊坂さんの本によく出てくるあの小さな絵は
    誰が書いているのだろう…?


    「サクリファス」
    黒澤さん登場です。
    あの淡々とした雰囲気がいいです。
    そしてそんな彼にはあまり似つかわしくないと思われる
    古い慣習が残っているような田舎が舞台。


    「フィッシュストーリー」
    蝶の羽ばたきや風が吹いたら桶屋が〜 みたいな話。
    世界ってホント些細な事で変わっていくのかもしれない
    そんな風に思わせてくれるお話し。


    「ポテチ」
    主役ではないがここでも黒澤さん登場。
    とっさの時に「キリンに乗って」とか言い出すような
    人間がいたらたとえどんなアホでも惚れてしまうかもしれない。(苦笑)






    楽しみに少しずつ読んでいたのだけれど読み終わってしまった。
    伊坂さんの本は出ているの全部読んじゃったから少しさみしい。
    なので面白い本を書く作家を探し中
    ちょっと森見登美彦さんが気になって
    「夜は〜」と「太陽の塔」を購入、これから読みます。

    作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

    『陽気なギャングの日常と襲撃』伊坂幸太郎

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      陽気なギャングの日常と襲撃
      陽気なギャングの日常と襲撃
      伊坂 幸太郎


      読み終わりましたー。
      今回は4人の別々の日常でおこった別々の事件を
      別々に解決していったのにいつのまにか繋がっていて…。

      という非常にわくわく(!)な展開です。
      副題の「巨人の肩にのれば〜」や「ガラスの家に〜」
      という外国の諺にも妙に感心してしまいました。





      ――ネタバレ
      まずは成瀬さんが遭遇した強盗のカモフラージュ刃物男事件。
      …でも読んでいてふと思ったのですが
      男が刃物を取り落とし拾う間に紙に文字を書いて
      下に落とすって難しくないですかね…?

      成瀬さんの部下(名前忘れた)が
      彼女(←重要人物)の尻にひかれてそうでイイ味。



      響野さんは相変わらず騒がしそうでいいですね。
      読んでるぶんにはサイコーですが
      近くにいたら絶対距離を置くタイプ(笑)
      居たはずの人間をみんなが「居ない、知らない」
      って言うのはミステリーっぽくていいですね。
      たしか古畑でもそんなのありましたね。


      雪子さんは「アネさん!」って感じ。
      クールなのに妙に面白い。
      最近読んだ「砂漠」の東堂さんと同タイプですかね。
      車をぶっとばすところが読んでいて痛快です。


      久遠青年は言動が少年っぽくて癒される(笑)
      考え方が一貫して人間 < 動物なので
      価値観の違いはあれどすごいと思う。
      情けないオジサンは動物に見えるのだろうか。


      で 真ん中に本業(?)の強盗シーン

      それから4つのお話の伏線がまじりあい
      4人の軽快な掛け合いがあり
      驚くべき真相が語られ見事なラストへ!





      先日「陽気なギャング」の映画を見たばかりなので
      読んでいても人物イメージが俳優に固定された。
      映画のキャストは結構思っていたイメージに
      近かったので良かった。
      特に響野の喋りっぷりが好き。
      ただ私的に成瀬さんはもっとおじさんだと思っていた。

      映画では原作と結構違うのでちょっとびっくり。
      悪くはなかったけれど原作通りのも見てみたかった。

      作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(2)

      『砂漠』伊坂幸太郎

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        砂漠
        砂漠
        伊坂 幸太郎



        伊坂作品既刊読破!
        …っと思ったら『陽気なギャングの日常と〜』が
        出てしまったのですが。

        とにかく『砂漠』読みました。
        これまた上手く伏線が張ってあっていいですねー
        南の特殊能力はちょっと反則な気もしますが
        だからこそ小気味良い。




        ――ネタバレ

        最終的に南ちゃんが車を飛ばすだろうなって
        いうのは早々にわかってしまいますね。
        まあそれでも「4年に一回」とか制約をつけるのが憎い演出。
        でも最後のシーン(ホスト+ヤクザ達との対決)には
        全員揃っていて欲しかったなぁ。
        ところで鳩麦さんが東堂さんに言った
        「記憶力が良い」云々はいったいどの小説ないし映画の
        人物を指しているのでしょう…、気になる。

        文章中何度も使われていてしめにももってきた
        「なんてことは〜」が効いていた。

        「砂漠に雪を降らせる」ってなんだか綺麗ですね。
        イメージとしても言葉としても。


        さて、次は「陽気な〜2」を読まねば。
        今月末には乙一さんの新刊も出るし♪




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        「魔王」伊坂幸太郎

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          魔王
          魔王
          伊坂 幸太郎


          立て続けに伊坂さん。

          とりあえず一番印象に残ったのは
          「新聞を25回折ると富士山と同じ位の高さになる。」
          知らなかった…。
          25という数字の小ささに「そんなわけないじゃん」と
          まず思うのだが計算上はそうなるらしい。
          (実際は25回も折れないのですが)
          まぁ これはストーリーとはさほど関係ないのですがね。

          犬養という政治家が目指す理想に懸念を感じた
          ごく普通のサラリーマンが主人公。
          「考え考えろ マクガイバー」な考察魔(否・絞殺魔)





          ――ネタバレ
          なんだか主人公が可哀想というか…
          「え まってそんな 死んじゃうの?ここで?ええ?」
          みたいな。
          折角の面白い能力なんだかからもっとからめても
          よかったのでは?マスターのことももっとちゃんと
          説明してほしかったなとも思った。
          もちろん全体通してはかなり好きだし流石伊坂さんだな
          とも思ったのですが、なんだかしっくりいかない。


          あと読んでいない伊坂作品は「砂漠」。
          買おうかなー
          図書館はそうとう予約数が多いんですよねー


          作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

          「終末のフール」伊坂幸太郎

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            終末のフール
            終末のフール
            伊坂 幸太郎


            ゆっくりちょこっとづつ読もうと思ったのに
            流石伊坂!(よびつけ?!)いっきに読ませてしまう文章力。
            全8編の連作短編なのですが舞台背景が特殊。
            そこは「3年後に小惑星が落ちてきて地球は滅亡」
            する地球なのです。






            ――ネタバレ

            「終末のフール」
            頑固オヤジが主人公、喧嘩別れした娘が地球滅亡の前に
            会いに来る話。オヤジの奥さんがいい味だしてる。
            小高い寂れた公園のベンチで奥さんと二人
            ひっそり最後むかえるのは綺麗ですね。

            「天体のヨール」
            このタイトルはちょっと無理やりな気がする…(苦笑)
            天文マニアさん(名前忘れた)が素敵だ。
            自分が死んでしまうことよりも大好きな小惑星が
            近づいてくることを大喜びしている感じが素敵だ。

            「演劇のオール」
            一番好きな話でした。
            『家族』って最初はこうやって出来ていったんじゃないのかな。
            血は水よりも濃いっていうけれど
            遠くの親戚よりも近くに他人ともいいますね。
            …どっちなんだよっ
            私的にはあんまり「血縁」って関係ないと思う。
            もし今突然「実はおまえは本当の子供じゃない」と言われても
            全然気にならないし本当の親に会いたいとも思わない。
            それはもちろん現在の両親、家族が好きだからというのも
            あるだろうけれど「家族」って「血が繋がっているから」
            っていう問題ではないと思う。

            「深海のポール」
            大事な子供を最後の最後までじたばた見苦しく足掻いてでも
            少しでも少しでも安全な場所に逃がしてやろう。
            そういう気持ちってどんな人にも少なからずあるんだと思う。
            「生きる為に足掻く」ってすごく大切なことだなと
            今更ながら再確認した本書最終話。


            こんなところ見つけました。


            ところで
            折角バイト休みだったここ2日、ずーっと風邪で
            寝込んでしまった…。もったいない…。
            ゼイゼイいいながら溜めていた本3冊ほど読んでました。
            作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

            伊坂幸太郎『重力ピエロ』

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              重力ピエロ
              重力ピエロ
              伊坂 幸太郎

              最近伊坂さん読み漁ってます。
              バイト先の書店でも書店員の中で伊坂さん大人気。
              読みやすくリズムのよい文体と妙に味のある人物、
              そして微妙にリンクしている本の世界がいい。










              ――以下ネタバレあり
              放火犯を捕まえようとする落書き消しの美青年と
              その兄でDNA関係の会社に勤める男の話。

              落書き消しの青年が放火犯であるのはなんか早々と
              わかっちゃったんですが私的に「仁リッチ」がもっと
              関わってくるとふんでいたのにはずれた(笑)
              でも『ラッシュライフ』でお気に入りキャラだった
              几帳面な泥棒にまた会えてうれしい。
              『オーデュボンの祈り』の伊藤さんもいましたね。
              バーにいた色っぽいお姉さん(妙に博識)は
              なにかの物語に出ているのでしょうか?
              だってスゴイ存在感ありましたよね。
              そういえばラクガキ美青年も何かの本でちらっと
              出てきていた気がする…なんだったかな。

              この本を読んで少しDNAに興味を持ちました。
              たまに図をみるDNAの二重螺旋って綺麗ですよね。

              でも何回目かの放火で不動産屋がビルにはいっている
              っていうアレは伏線にしてはわかりやすいような。
              あの時点で弟が犯人って読んでいる側に
              伝えてしまっていいのだろうか。

              ラスト近くの駐車場のカウンター乗り越える爺さんへの
              手土産とかああいうニヤリとさせるのが伊坂作品の
              上手いところだと思う。

              ああ やっぱ『魔王』と『砂漠』買おうかなぁ。

              そういえば『陽気なギャング〜』映画化らしいですね。
              しかも文庫になりやっがった!
              新書判買ったのに!!もっと早く文庫化してくれよ!



              作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

              死神の精度

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                死神の精度
                死神の精度
                伊坂 幸太郎


                ここんとこ風邪ひいたり親戚に不幸があったりと
                バタバタしていました。
                年末ってどうしてか色々あるんですよね。

                今読書中なのは伊坂幸太郎さんの『死神の精度』
                以前から気になっていたので思い切って購入。
                単行本を買う時はいつも迷います、
                だって千円以上するから…(涙)

                でも思い切って買ってみて正解でした。
                一作ごとの中表紙裏の写真がカッコイイ
                表の四角に薄くうつるようになっていて素敵です。
                お話もさすが伊坂さん、読みやすく飽きさせない
                『死神』の千葉がクールでボケてて味がある。


                新聞などで最近『死神』を扱った作品が多いと
                評されていますが、そういえば『デスノ』とか
                『ブリーチ』とか『しにがみのバラッド。』とか
                思いつくだけでも結構ありますね。
                つい先日葬式に出たばかりなのでなんだか
                『死』を身近に感じています。


                作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

                グラスホッパー

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                  グラスホッパー
                  グラスホッパー


                  図書館で借りてきました。
                  伊坂さんのお話は読み始めるとグイグイ引きこまれ
                  すぐ読み終わってしまいます。

                  この話は3人の人間の視点で書かれています。
                  「鈴木」「蝉」「鯨」
                  鈴木は妻を殺さた復讐の為とある組織に潜入中。
                  蝉は奇妙な強迫観念にかられるナイフ使いの殺し屋。
                  鯨は自分の近くにいる人間が死にたくなるという
                  特技を持つ自殺屋。


                  …以下ネタバレあり


                  伏線のはりかたが巧妙。
                  まさかあんな最初からはられていたとは!
                  黄色と黒、まさに ですね。
                  そして『劇団』という存在が面白い、
                  使い方もあからさまでなくて素晴らしい。
                  あの家族が「押し屋」への同情や意外性の為の
                  存在でなくそういった意味での登場だったとは。
                  そして最後の通過電車。
                  あれは怖い。
                  「ああ よかったよかった」
                  で終わらせないのがまたニクイですね――。
                  いやぁ 面白かったです。


                  次は「死神の精度」を読みたいな。
                  「魔王」も気になる…。




                  ところで一昨日のアクセスが異常なんですが(汗)
                  「ネコソギ〜」の関係でしょうか。



                  作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

                  チケット

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                    チルドレン
                    チルドレン
                    伊坂 幸太郎

                    書店で見かけて『装丁がいいな』と思い
                    図書館で借りたのですがとても良かったです。

                    まず人物がいい
                    そしてお話のテンポがいい

                    そういえば以前読んだ『陽気なギャングが地球を回す』
                    も良かった。(これは題名に惹かれて購入)
                    でも私はこの『チルドレン』がカナリおすすめ。
                    大人の年齢になってもやる事がメチャクチャなのに
                    なぜかそのメチャクチャな行動がカッコイイ陣内や
                    全盲で常に盲導犬のベスを連れて行動する
                    見えない世界をすべて見通せているような純粋で冷静な
                    青年・永瀬。
                    『オーデュボンの祈り』も読んだけどやっぱ『チルドレン』が好き。
                    次は『死神の精度』を読んでみようかな。


                    そう、そしてやっと
                    リベラのチケットが届きました♪
                    二日目は結構前の方ですよ!1階三列目!!
                    三日目は友人と行くのですが二日目は一人です、
                    わきめもふらず舞台にかじりつきたいと思いますvvv
                    9月からバイト始めようと思ってるんですが
                    ちゃんと休みとれるかなぁ…。
                    (とれなくても仮病でもなんでも手段は選びませんケド)


                    作者・伊坂幸太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)
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